一言で介護施設といっても、全国には何と12万を超える施設があると言われています。
こんなにも多くの施設があり、どの施設においても形態も異なれば、職場環境にも大きな違いがあると言えるでしょう。
これから仕事を始めたいと思った場合には、どのような施設から求人が出されているのかを、まず第一に把握しておくことは重要です。
特別養護老人ホーム
まず第一に求人が出される施設として、特別養護老人ホームが挙げられます。
大きく分けると従来型特養とユニット型と呼ばれるものがあります。
従来型とは多床室、フロア単位の介護で、ユニットを意識したグループケアが取り入れているところも見られます。
10から20人を一単位としたグループで、夜勤人員の基準は利用者25人に対し1名とされています。
安全や安心、介護のしやすさなどに重きを置いて整備がなされてきたので、比較的死角も少なく、業務効率は高いと言えるでしょう。
機械浴を整備しているところも多く、性別や身体状況に応じ入浴の日時が固定化されていて、介助者に関しても誘導や着脱、体を洗うなどと業務の分担をする対応が主となっています。
10人を1人で見るのとは異なり、20人を2人で見ることになるので、職員一人当たりの負担は平均化され比較的軽いと言えます。
他の職員が近くにいることから、何か分からないことがあっても聞きやすく、一人で介助が難しい場合にも対応しやすくなります。
少人数の場合には仕事を残していくことが難しいので残業が多くなりますが、業務中の記録が可能な場合には、残業もほとんどなく定時で帰れるケースが多いのは魅力です。
業務の流れはルーティン化されているケースが多いので覚えやすいでしょう。
給与や福利厚生に関しては、通常月の平均は月収19万4200円ほどとなっていて、従来型の場合には賞与が手厚かったり、福利厚生面が充実しているところも多いです。
探せば探すほど良い求人が見つかる可能性が高まります。
介護老人保健施設
二つ目は介護老人保健施設と呼ばれる場所です。
特養と同じようなイメージが持たれるかもしれませんが、実際には特徴は異なります。
こちらもユニット型と従来型があり、デイケアが併設されているところが多く見られます。
夜勤人員の基準はユニット型の場合には二つのユニットにつき1名が配置されます。
病院と在宅の中間施設のような位置付けであり、在宅復帰に向けてリハビリ機能を果たす役割が高いので、生活の場としての機能は薄れることでしょう。
在宅復帰率の高い強化型と従来型の二つがあり、割合としては従来型の方が多く見られます。
特養よりも軽度の人が多く、在宅復帰を前提にしているので、自分のことは自分でやるという前向きな利用者が多く、職員の身体的な負担は軽くなるといえます。
リハビリに力を入れていることから、機能の回復や在宅復帰ができた利用者を見る喜びもあるでしょう。
給与や福利厚生に関しては、通常月の平均税込は月収で22万7000円となっています。
従来型の場合には、特養と比べた場合には、夜勤手当が高いところが多いでしょう。
医療ニーズが高く、医療の知識を習得しやすい環境となっています。
特養と比べるという対処の感染率も高いことから、多くの症例や利用者と関わることができます。
介護士としても成長できる環境が整っていると言えます。
介護付有料老人ホーム
そして三つめは介護付有料老人ホームと呼ばれる場所です。
施設により様々で、運営法人は営利法人がほとんどを占めています。
それは居住系施設を営利法人に整備されるためにできたモデルであるからです。
近年では地域密着型の整備が推進された影響もあり、増加傾向にあると言えるでしょう。
個室型が多く、グループケアを取り入れているところも多く見られます。
なかには通所を併設しているところもあるでしょう。
夜間の医療体制は夜勤看護師を配置したりアンコールなど様々であり、高級型の有料老人ホームほど夜勤看護師が在籍している特徴があります。
民間型特養などと呼ばれることもあり、生活空間を意識しているといえます。
利用料が高級志向であり自立度が高いことから、どちらかと言うと職員の身体的な負担は少ないです。
自立の人が多くコミュニケーションなども比較的取りやすいと言えます。
通常月の平均税込月収は203800円で、初任給ベースは特養に比べると低くなっていますが、頑張り次第では役職や運営に回ることができ、安定収入の確保も可能となります。
移動の可能性はあるものの塔10複数の施設を持っている会社の場合には、運営などのキャリアアップが対応です。
それだけではなくポジションが多く用意されているケースもあり、自分のスキルと経験を高め、多角的に仕事をしていきたいと考える人にはお勧めと言えるでしょう。
まとめ
その他にもデイサービスやデイケアサービス、グループホーム、サービス付き高齢者住宅など、求人は多岐にわたります。
それぞれに特徴が大きく異なるので、求人から分からない部分は、直接施設に問い合わせをすることが大切です。
姫路介護求人 パート
最終更新日 2025年7月31日 by urisysym